何某の日進月歩

心に移りゆく由無し事をそこはかとなく書きつくっています

何某の怖い話

今週のお題「怖い話」

 

3年ぐらい前ですね。私は塾のアルバイトをしていて、夜が遅かったんです。

 

塾のクローズが22時なので、家に帰ってくるのが大体22時30分ぐらい。

 

週3ぐらいで、友達からお土産でもらったガラス製のお守り?キーホルダーを付けたバッグで通い、子供の世話をひたすらやっていました。

 

塾までは自転車で行っていたので、帰りも「早く帰ってご飯食べたい…」と考えていましたし、疲れた時はもう終了時刻しか考えていませんでしたね。

 

家に帰りたいので、自然と自転車のペダルも早くなります。丁度下り坂だったこともあって、風を感じて気持ちよかったんですよ。

 

横断歩道を渡るまでは。

 

突然、眩しい光に照らされて、左から大きな音がしました。何がわからず左をみると、メタリックな板が私の、ペダルをこぐ足のすぐそばに…

 

自動車が、私を認識せずにまっすぐ進んで来ていたのです。

幸いにも向こうがとまってくれましたし、何もなかったのですが、「死」は強烈に感じました。

 

信号機も無かったし、お互い様、と言うことで。

 

 

ああ危なかった。私も初心者ドライバーだし、起こさないようにしよう。それにしても暗闇の運転は怖いなあ、なんて思いながら家に帰ってきてカバンを置くと、カバンから何か落ちてきたんですよね。

 

なんだろうと思ってみると

 

友達からもらった、あのお守りが割れていました。

 

それだけです。